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対馬再上陸!!

12月13~15日、小林さんと二人で対馬市に行ってきました!!

13日には対馬学フォーラムが行われました。

対馬学フォーラムは通常の学会とは異なり、対馬市民の方も参加できる発表会でした。小学生や高校生の発表の他、対馬をフィールドに様々な分野の研究、開発がされていることを知り、対馬市の魅力の多さを再認識することができました。

開会式のあったホールには150人くらいの人々が集まっており、満席になっていました。対馬市について真剣に考えている人たちがこんなにもいるのかと圧倒されました。

大会の会場である対馬市交流センターはとても新しく、機能が充実した施設でした。4階には図書館が入っており、1・2階は食事処、買い物ができる場所になっていて、このような立派な施設が対馬市にあることに驚きました。

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対馬市長から開会のご挨拶がありました。今年が最後の任期の年らしいです。

対馬学フォーラムでは特別報告とポスター発表が行われました。

特別報告では、対馬市立豊小学校の5・6年生が記者になって郷土について調べたことを元気よく発表してくれました。自分が小学生の頃は、大衆の前であんなにハキハキと発表できなかったと思います。彼らの郷土愛に感心するとともに、対馬で育った子供たちがこれからの対馬をどのように思っているのか興味が湧きました。

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豊小学校の5・6年生の元気の良い発表に会場に来ていた全員が元気をもらいました。

ポスター発表では特別展示のものを含め、65もの展示がされていました。動植物、食文化、農業、商品開発、水産、漁業、国際交流、観光、歴史文化、建築、アート、地域づくり、島おこし、教育など会場中びっしりとポスターに埋め尽くされていました。こんなにも多くの人が対馬で研究だけでなく、活動をしているんだなぁと思いました。

14,15日は小林さんの調査に同行しました。下島の西海岸に位置する集落を訪ねて、コヤの群倉と石屋根の分布を見てきました。集落ごとにコヤの配置や規模、石屋根の形状、平柱の太さが異なっているなど、様々な発見があって興味深いものでした。

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集落は違えど共通していたことは、海からの冷たい風と住民の方々の温かい対応でした。挨拶をすると運転している人も会釈をして下さりましたし、話しかけると手を止めてしっかりと話を聞いて下さりました。中にはお土産を下さった方もいらっしゃって、対馬の人々は島外から来た人に対して皆さん温かいというのは、ひとつの対馬の文化だと思います。たくさんよくして頂きありがとうございました。

今回の対馬訪問のもう一つの目的は卒業設計の現地調査をすることでした。卒業設計では小学校の利活用の提案をします!

今年度で廃校になる小学校を卒業設計対象地に選定し、実際に小学校を訪ねて来ました。校舎は築20年で対馬で2番目に新しく、とても綺麗に使われていました。この校舎が使われなくなるのは先生方ももったないとおっしゃっていました。地元の方々の話も聞けてしっかりと情報を得ることができました。

現地に入り、自分の目で見たり、人々との会話したりすることで文献調査では得られない情報が得られることを実感しました。そして、小林さんの人とつながる力の偉大さを感じる調査になりました。

おまけ

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9月、藤田研のみんなで「ISHIYANE」@上槻

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12月、浦郷と小林さんで「ISHIYANE」@上槻

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